鳥獣人物戯画は

鳥獣人物戯画は、京都市右京区の高山寺に伝わる紙本墨画の絵巻物。

国宝。

鳥獣戯画とも呼ばれる。

現在の構成は、甲・乙・丙・丁と呼ばれる全4巻からなる。

内容は当時の世相を反映して動物や人物を戯画的に描いたもので、鳴呼絵(おこえ)に始まる戯画の集大成といえる。

特にウサギ・カエル・サルなどが擬人化して描かれた甲巻が非常に有名である。

一部の場面には現在の漫画に用いられている効果に類似した手法が見られるることもあって、「日本最古の漫画」とも称される。

成立については、各巻の間に明確なつながりがなく、筆致・画風も違うため、12世紀-13世紀の幅のある年代に複数の作者によって別個の作品として制作背景も異にして描かれたが、高山寺に伝来した結果、鳥獣人物戯画として集成したものとされる。
update:2010年06月04日